応用情報技術者試験 - SE娘の剣 -

応用情報処理技術者試験の対策サイトです。 応用情報処理技術者試験の午前問題を中心とした基礎用語の解説を中心に掲載します。書き始めたばかりなので、内容はまだまだ不十分です。少しずつ追記していきます

誤り制御とパリティビット

 

1.誤り制御とは

データを通信相手の送信する際に、通信中のノイズなどにより、データが誤って送られる場合があります。受信側では、その誤りを検知したり、場合によっては訂正するなどの誤り制御をすることで、データの正確性を保ちます。
誤り制御方式には、①パリティビット、②CRC、③ハミング符号、などがあります。

 

2.パリティビット

パリティとは、データの誤りを検知するために付与する冗長ビットのことです。
具体例は、次で説明します。

(1)奇数パリティと偶数パリティ
偶数パリティは、1の数が偶数、奇数パリティは奇数になるようにします。
たとえば、
1000という4ビットデータがあった場合、
➀偶数パリティ
1000 ⇒ 10001 最後に1のパリティを付与
②奇数パリティ
1000 ⇒ 10000 最後に0のパリティを付与します。

もし、途中で1ビットのデータ誤りが発生した場合、上記の偶数パリティが10101になっていれば、1の数が奇数個ですから、データ誤りが発生したことが分かります。しかし、10111というように、2ビットのデータ誤りの場合、1の数が偶数個(つまり正しい)なので、データ誤りを検知できません。
1

(2)垂直パリティと水平パリティ
この下の過去問にありますように、垂直方向か水平方向にチェックするかによって、垂直パリティと水平パリティがあります。
垂直パリティだけですと、1ビットの誤りは検知できますが、どのビットで誤りが発生したかは分かりません。水平パリティと組み合わせることで、どこに誤りが発生したかが分かります。そのビットを反転(0⇒1、1⇒0)させることでデータ誤りの検知だけでなく、訂正まで行うことができます。

3.パリティビットに関する過去問

(1)H27秋AP午前問4

問4 図のように16ビットのデータを4×4の正方形状に並べ,行と列にパリティビットを付加することによって何ビットまでの誤りを訂正できるか。ここで,図の網掛け部分はパリティビットを表す。
パリティ
ア 1  イ 2  ウ 3  エ 4



正解:ア

(2)H25春FE午前問4

問4 通信回線の伝送誤りに対処するパリティチェック方式(垂直パリティ)の記述として,適切なものはどれか。
ア 1ビットの誤りを検出できる。
イ 1ビットの誤りを訂正でき,2ビットの誤りを検出できる。
ウ 奇数パリティならば1ビットの誤りを検出できるが,偶数パリティでは1ビットの誤りも検出できない。
エ 奇数パリティならば奇数個のビット誤りを,偶数パリティならば偶数個のビット誤りを検出できる。

1ビットの誤りまでは検知できますが、それ以上の検知や、誤りの訂正はできません。



正解:ア