応用情報技術者試験 - SE娘の剣 -

応用情報処理技術者試験の対策サイトです。 応用情報処理技術者試験の午前問題を中心とした基礎用語の解説を中心に掲載します。書き始めたばかりなので、内容はまだまだ不十分です。少しずつ追記していきます

平成26年度秋(FE)(マネジメント)

問51 プロジェクトマネジメントで使用するWBSで定義するものはどれか。
ア プロジェクトで行う作業を階層的に要素分解したワークパッケージ
イ プロジェクトの実行,監視・コントロール,及び終結の方法
ウ プロジェクトの要素成果物,除外事項及び制約条件
エ ワークパッケージを完了するために必要な作業

【解説】
WBSは、「プロジェクト全体を細かい作業に分割し,階層化した構成図で表すもの(H24春IP問41)」です。このとき、プロジェクトにてコントロール可能な単位まで細分化をします。この最小の単位をワークパッケージといいます。

【正解】 ア

問52 図に示すアローダイアグラムは,あるシステムの開発作業を表したものである。クリティカルパスはどれか。
ef6958c6.jpg

ア A→B→G→L→N
イ A→B→H→K→N
ウ A→C→E→G→L→N
エ A→C→I→N

【解説】
順に計算をしましょう。
ア A→B→G→L→N 5 + 15 + 12 + 7 + 3 = 42
イ A→B→H→K→N  5 + 15 + 7 + 10 + 3 = 40
ウ A→C→E→G→L→N   5 + 10 + 8 + 12 + 7 + 3 = 45 
エ A→C→I→N  5 + 10 + 24 + 3 = 42
最も時間がかかるウが、クリティカルパスになり、重点管理が必要な工程と言えます。

【正解】 ウ

問53 システム開発の見積方法の一つであるファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。
ア 開発規模が分かっていることを前提として,工数と工期を見積もる方法である。ビジネス分野に限らず,全分野に適用可能である。
イ 過去に経験した類似のシステムについてのデータを基にして,システムの相違点を調べ,同じ部分については過去のデータを使い,異なった部分は経験から規模と工数を見積もる方法である。
ウ システムの機能を入出力データ数やファイル数などによって定量的に計測し,複雑さとアプリケーションの特性による調整を行って,システム規模を見積もる方法である。
エ 単位作業量の基準値を決めておき,作業項目を単位作業項目まで分解し,その積算で全体の作業量を見積もる方法である。

【解説】
正解はウで、内容は選択肢にある通りです。情報処理技術者試験では、見積もり方法としてはファンクションポイント法が問われることがほとんどです。内容を理解しておきましょう。

【正解】 ウ

問54 システムを構成するプログラムの本数とプログラム1本当たりのコーディング所要工数が表のとおりであるとき,システムを95日間で開発するには少なくとも何人の要員が必要か。ここで,システムの開発にはコーディングの他に,設計やテストの作業が必要であり,それらの作業の遂行にはコーディング所要工数の8倍の工数が掛かるものとする。
プログラム
の本数
プログラム1本当たりの
コーディング所要工数 (人日)
入力処理201
出力処理103
計算処理59


ア 8  イ 9  ウ 12  エ 13

【解説】
まず、表から工数を計算します。
20 x 1 = 20 、10 x 3 = 30 、 5 x 9 = 45   合計95人日

設計やテストにはこれの8倍がかかるとあります。ということは、合計の工数は以下になります。
95 + 95 x 8 = 95 x 9 人日
95日で終わらすためには、9人が必要です。
【正解】 イ

問55 PMBOKによれば,プロジェクトのリスクマネジメントにおいて,脅威に対して適用できる対応戦略と好機に対して適用できる対応戦略がある。脅威に対して適用できる対応戦略はどれか。

ア 活用  イ 強化  ウ 共有  エ 受容

【解説】
PMBOKの内容を知らなくても、リスク対応の4つである「リスク移転」「リスク回避」「リスク保有(受容)」「リスク低減(最適化)」を知っていれば、エであることが分かったことでしょう。

【正解】 エ

問56 ITサービスを廃止する際には,使われていた資産を包括的に識別し,余分な資産の除去や解放を適切に行うことが重要である。除去すべきでない資産を誤って除去することが原因で起こる可能性がある事象はどれか。
ア 磁気ディスク内の使わなくなる領域の無駄使い
イ ソフトウェアやハードウェアの保守料金の過払い
ウ ソフトウェアライセンスの無駄使い
エ 廃止するITサービスと資産を共有している別のITサービスでのインシデントの発生

【解説】
ア~ウは、必要な資産を除去することには関係がありません。しかしエに関しては、必要な資産を除去するこtで、それを共用しているITサービスに影響が出る可能性があります。

【正解】 エ

問57 システムの運用に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア 故障した構成品目を切り離し,システムのより重要な機能を存続させることを,縮退運転という。
イ 障害時のファイルの回復を目的として,定期的にファイルを別の記憶媒体に保存することを,リストアという。
ウ チェックポイントで記録しておいたデータを使用して,プログラムの実行を再開することを,リブートという。
エ データベースを変更が行われた以前の状態に復元することを目的としたトランザクション処理の記録を,データログという。

【解説】
アは正解です。イはバックアップのことです。ウはプログラムの再開であればリスタートで、OSの再開であればリブートです。エはジャーナルファイルのことです。

【正解】 ア

問58 システム障害の発生時に,オペレータが障害の発生を確実に認知できるのはどれか。
ア サーバルームに室内全体を見渡せるモニタカメラを設置して常時監視する。
イ システムコンソールへ出力させるアラームなどのメッセージに連動して,信号表示灯を点灯する機能や報知器を鳴動する機能を設ける。
ウ 障害発生時にスナップショットダンプやメモリダンプを採取する機能を設ける。
エ 毎日定時にファイルをフルバックアップする機能を設ける。

【解説】
「確実に認知」するには、「信号表示灯を点灯する機能や報知器を鳴動する機能」が適しています。

【正解】 イ

問59 システム監査人の役割に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア 監査対象から独立し,かつ,専門的な立場で,情報システムのコントロールの整備・運用に対する保証又は助言を行う。
イ 仕様書どおりの処理が行われるかどうか,テストを行い,リリースを承認する。
ウ 情報システムの性能を評価し,システムの利用者に監査調書を報告する。
エ 情報システムの総合テストで発見された不具合の改善を,テスト担当者に指示する。

【解説】
システム監査基準には「システム監査の目的は、組織体の情報システムにまつわるリスクに対するコントロールリスクアセスメントに基づいて適切に整備・運用されているかを、独立かつ専門的な立場のシステム監査人が検証又は評価することによって、保証を与えあるいは助言を行い、もってITガバナンスの実現に寄与することにある」とあり、選択肢アが正解です。

【正解】 ア

問60 ソフトウェア資産管理に対する監査のチェックポイントとして,最も適切なものはどれか。
ア ソフトウェアの提供元の開発体制について考慮しているか。
イ ソフトウェアの導入時に既存システムとの整合性を評価しているか。
ウ ソフトウェアのライセンス証書などのエビデンスが保管されているか。
エ データベースの分割などによって障害の局所化が図られているか。

【解説】
ソフトウェア資産管理の目的の一つに、ライセンス管理があります。ライセンスを正しく把握し、違法となるような利用をしていないかを管理します。正解はウです。事前知識が無かったとしても、「資産管理」というキーワードに該当するものを探せば、正解を導けたことでしょう。

【正解】 ウ