応用情報技術者試験 - SE娘の剣 -

応用情報処理技術者試験の対策サイトです。 応用情報処理技術者試験の午前問題を中心とした基礎用語の解説を中心に掲載します。書き始めたばかりなので、内容はまだまだ不十分です。少しずつ追記していきます

デュアルシステムとデュプレックスシステム、ホットスタンバイの違い、ホットサイト、ウォームサイト、コールドサイト

デュアルシステムとデュプレックスシステムという、システムを2重化する仕組みがあります。
言葉がよく似ていますが、両者の違いを含めて理解しましょう。

1.デュアルシステム
2つのシステムを同時に処理させ、両方の結果を確認します。
過去問(H24年秋FE午前問14)では、デュアルシステムの説明として,「同じ処理を行うシステムを二重に用意し,処理結果を照合することで処理の正しさを確認する。どちらかのシステムに障害が発生した場合は,縮退運転によって処理を継続する」と述べられています。

2.デュプレックスシステム
デュアルシステムと違い、片方は待機しています。
過去問(H24年秋FE午前問14不正解選択肢)では、「オンライン処理を行う現用系と,バッチ処理などを行いながら待機させる待機系を用意し,現用系に障害が発生した場合は待機系に切り替え,オンライン処理を続行する」とあります。

3.ホットスタンバイとコールドスタンバイ
ホットスタンバイとコールドスタンバイは考え方です。熱い(ホット)状態で、いつでも食べられるのか、冷たい(コールド)状態で、今から調理して食べるかの違いです。

過去問(H24年秋FE午前問14不正解選択肢)では、「待機系に現用系のオンライン処理プログラムをロードして待機させておき,現用系に障害が発生した場合は,即時に待機系に切り替えて処理を続行する」とあります。
この「即時に」というのがホットスタンバイです。

実際には、デュプレックスシステムで実現されるとも言えます。
たとえば、以下のように考えてください。
①デュプレックスシステム(ホットスタンバイ)
 片方は待機。障害時には自動で切り替え。
②デュプレックスシステム(コールドスタンバイ)
 片方は待機。障害時には手動で切り替え。

過去問(H24春IP問56)を見てみましょう。
問56 ホットスタンバイ方式の説明として,適切なものはどれか。
ア インターネット上にある多様なハードウェア,ソフトウェア,データの集合体を利用者に対して提供する方式
イ 機器を2台同時に稼働させ,常に同じ処理を行わせて結果を相互にチェックすることによって,高い信頼性を得ることができる方式
ウ 予備機をいつでも動作可能な状態で待機させておき,障害発生時に直ちに切り替える方式
エ 予備機を準備しておき,障害発生時に運用担当者が予備機を立ち上げて本番機から予備機へ切り替える方式
イ:デュアルシステム
ウ:正解選択肢
エ:コールドスタンバイ

4.ホットサイト、ウォームサイト、コールドサイト
過去問(H26秋FE午前問13)を見てみましょう。
問13 バックアップシステム構成におけるホットサイトに関する記述として,適切なものはどれか。
ア 共同利用型のサイトを用意しておき,障害発生時に,バックアップしておいたデータやプログラムの媒体を搬入してシステムを復元し,業務を再開する。
イ 待機系サイトとして稼働させておき,ネットワークを介して常時データやプログラムの更新を行い,障害発生時に速やかに業務を再開する。
ウ 予備のサイトにハードウェアを用意して,定期的にバックアップしたデータやプログラムの媒体を搬入して保管しておき,障害発生時にはこれら保管物を活用してシステムを復元し,業務を再開する。
エ 予備のサイトをあらかじめ確保しておいて,障害発生時には必要なハードウェア,バックアップしておいたデータやプログラムの媒体を搬入してシステムを復元し,業務を再開する。
ホットサイト、ウォームサイト、コールドサイト順に、復旧に時間がかかります。今回問われているのはホットサイトですから、最も再開しやすい状態のものを探せばいいでしょう。
正解はイです。アとウはウォームサイト、コールドサイト、エはハードウェアの搬入から始めていますから、コールドサイトです。