応用情報処理技術者試験の対策サイトです。 応用情報処理技術者試験の午前問題を中心とした基礎用語の解説を中心に掲載します。書き始めたばかりなので、内容はまだまだ不十分です。
カテゴリ:

4.ソフトウェア > 4.5 OSS

問19 オープンソースライセンスのGNU GPL (GNU General Public License)の説明のうち,適切なものはどれか。

ア GPLであるソースコードの実現する機能を利用する,別のプログラムのソースコードを作成すると,GPLが適用される。
イ GPLであるソースコードの全てを使って派生物を作った場合に限って,GPLが適用される。
ウ GPLであるソースコードの派生物のライセンスは,無条件にGPLとなる。
エ GPLであるソースコードを組み込んだ派生物をGPLにするか否かは,派生物の開発者が決める。
正解は、ウです。

オープンソースソフトウェア

これがかなりややこしい。ポイントは、ソースを公開していること。OSS=無料ではない。ソースを公開しても有償はあるRed hat などがその例だ(と思う)。
GPLなどは、OSSに含まれるが、細かな規定がある。OSSと一言で言っても、広義のOSSと狭義のOSSがあると考えた方がよいだろう。

ソフトを作るときのSource Codeは、通常隠ぺいすることが多い。開発に莫大な費用をかけたとしても、それをコピーされてしまっては困るからだ。建築物であれば、建物をコピーするのは難しい。しかし、パソコン上の電子データは簡単にコピーできる。そういう違いがあることから、ソフトウェア会社はSource Codeを隠ぺいする。
 これに対し、OSSはOpenという言葉のとおり、公開されたソースコードである。
ただ、著作権は放棄されていない場合が多い。
OSSかどうかは、OSD(The Open Source Definition)にて定義されている。GPLもOSSである。(GPLでは別の記事にて詳しく書く)
 
フリーウェアとは似ているが概念が異なる。
OSSは文字のとおり、ソースの公開を意味する。
フリーウェアは無料のソフトを意味する。
また、似た概念として、フリーソフトウェアがあり、これはソフトウェアの自由をさし、OSSとフリーウェアの両方の概念を含んで、ソフトウェアの自由をさす。

◆「ウェブ時代をゆく」(ちくま新書)に「オープンソースとは文字通り、ソースコードがすべてオープンになった世界だから、誰でもやる気さえあれば最高峰のプログラマーが書いたコードを自由に読み、学び、自らの作品を世に問うことができた」と述べられている。若いプログラマーでも最高峰のソースコードという本物に触れられるというのはすごいことだと思う。
 
■情報処理試験にOSSの出題がある
正しい認識をしないと間違えるので、ご確認いただきたい。

H20SM午前 問18
OSS(Open Source Software)の使用条件として、適切なものはどれか。

○ エ
ライセンス条件の下で、ソースコードを利用して作成したソフトウェアを譲渡又は販売できる。

X ウ
無償で入手できるが、再配布や転載に許可が必要であり、商用利用禁止になっていて改変が許可されていない場合がある。
→誰もが再配布や改変を行うことができる。また、無償で入手というのも怪しい。


◆ GPL(General Public License)
ジーピーエルとそのまま読む。GNU GPLをGPLと呼ぶことも多い。
FSF(Free Software Foundation)が提唱するライセンス。今はGPLv3。
GPLはソースコードを公開することを義務化しており、GPLと連携するプログラムはGPLである必要がある。「俺が公開しているんだからお前も公開しろ。そうしたら仲間に入れてやる。」そんな発想である。
GPLを利用するメリットは大きいが、制約もある。

コピーレフト(Copyleft)、GNUという言葉の説明もしていきたい。

このページのトップヘ