カテゴリ:9.マネジメント > 9.1 プロジェクトマネジメント

7.プロジェクト・コミュニケーション・マネジメントの目的
プロジェクト・コミュニケーション・マネジメントは,プロジェクト情報の生成から配布,廃棄までを適切に行うことで,人と情報を結びつける役割を果たすことが目的であること
IPA応用情報技術者試験シラバス より引用
http://www.jitec.jp/1_13download/syllabus_ap.pdf

報連相のルールを決める
・会議計画の作成(設計会議、進捗会議など)
この2つは何気に重要である。

・プロジェクト・コミュニケーション・マネジメントのプロセス
IPAシラバスにはキーワードとして、「コミュニケーション計画」「情報配布」「実績報告」「ステークホルダ・マネジメント」の4つが掲載されている。
PDSで考えると、次のようになる。
・Plan:「コミュニケーション計画」
・Do:「情報配布」
・See:「実績報告」「ステークホルダ・マネジメント」

たしか「PMBOKでは、プロマネの仕事9割はコミュニケーション」とされていたと思う。 

8.プロジェクト・リスク・マネジメントの目的
 プロジェクト・リスク・マネジメントは,プロジェクトにマイナスとなる事象の発生確率と影響を低減すること
IPA応用情報技術者試験シラバス より引用
http://www.jitec.jp/1_13download/syllabus_ap.pdf

・あらかじめ、期間やコストでリスクを見込んでおくのも一つである。

・リスク対応策の一つに、リスク受容策がある。
過去問では、リスク受容策の例として「リスク発生に備えてコンティンジェンシー予備を設ける(H22SM午前-問19)」と述べられている。

■定性的リスク分析と定量的リスク分析
以下に記載しています。
http://sc.seeeko.com/archives/3828364.html

過去問を見てみよう!
■平成29年春期 午前 問54
問54 PMBOKガイド第5版における,マイナスのリスクに対する戦略として用いられる“リスク転嫁”の説明はどれか。
ア リスクの影響が及ばないようにするための対応策を実行する。
イ リスクの影響や責任の一部又は全部を第三者に移す。
ウ リスクの発生確率や影響度を許容可能なレベルに抑えるための対応策を実行する。
エ リスクへの具体的な対応策は事前に設定せず,リスクが発生した時点で対処する。
 
正解は、イです。

問53 PMBOKガイド第5版によれば,定量的リスク分析で実施することはどれか。

ア 特定したリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数量的に分析する。
イ 特定したリスクの発生確率や影響度を評価してリスクに優先順位を付ける。
ウ 特定したリスクへの対応計画を策定する。
エ プロジェクトに影響を与える可能性があるリスクを洗い出す。
正解は、アです。

■H28秋AP
問54 PMBOKによれば,脅威となるマイ ナスのリスクと,好機となるプラスのリスク の,どちらのリスクに対しても採用される 戦略はどれか。
ア 回避  イ 共有 ウ 受容  エ 転嫁
【正解】ウ

■H27春AP
問54 プロジェクトマネジメントにおけるリ スクの対応例のうち,PMBOKのリスク対 応戦略の一つである転嫁に該当するも のはどれか。
ア あるサブプロジェクトの損失を,他の サブプロジェクトの利益と相殺する。
イ 個人情報の漏えいが起こらないように ,システムテストで使用する本番データの
 個人情報部分はマスキングする。
ウ 損害の発生に備えて,損害賠償保険 を掛ける。
エ 取引先の業績が悪化して,信用に不 安があるので,新規取引を止める。
【正解】ウ

■H25秋AP午前
問54 プロジェクトマネジメントにおけるリ スクの対応例のうち, PMBOKの分類における転嫁に該当するものはどれか。
ア あるサブプロジェクトの損失を,他のサブプロジェクトの利益で相殺する。
イ 個人情報の漏えいが起こらないように,システムテストで使用する本番データの個人情報部分はマスキングする。
ウ 損害の発生に備えて,損害賠償保険を掛ける。
エ 取引先の業績が悪化して,信用に不安があるので,新規取引を止める。
【正解】ウ

■H25春AP
問54 プロジェクト要員がインフルエンザ に感染することを予防するために,“ワク チン接種”費用をプロジェクトで負担し,まだ アルコール製剤”をプロジェクトルームの入り口やトイレに配備する。このリスク 対応策は,どのリスク対応戦略に該当するか。
  ここで,リスク対応戦略の分類はPMB OKに従うものとする。
ア 回避  イ 軽減  ウ 受容  工 転嫁
【正解】イ

9.プロジェクト調達マネジメントの目的と考え方
 プロジェクト調達マネジメントは,作業の実行に必要な資源やサービスを外部から購入,取得するために必要な契約やその管理を適切に行うこと
IPA応用情報技術者試験シラバス より引用 http://www.jitec.jp/1_13download/syllabus_ap.pdf
RFPを出して外部から調達する場合もある
・オフショア開発をすることも
・契約(請負、委任、派遣)も重要

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