過去問では、「極小の集積回路にアンテナを組み合わせたもので電子荷札に利用され、無線自動認識技術によって対象の識別や位置確認などができる」(H20AN午前51)と述べられている。

Radioはラジオという名詞を指すこともあるが、この場合は無線という意味である。Frequencyは周波数を意味する。
Radio Frequencyで無線と表現されることが多い。
Identificationは識別を表わす。
RFIDは無線による識別という意味である。
識別される媒体(たとえばカード)に埋め込まれたRFタグ(ICタグ)に対し、無線を使って書き込んだり読み込んだりする。

電波に関しても帯域が協議されている。

さて、過去問(H28秋AP午前問20)を見てみましょう。
問20 RFIDのパッシブ方式RFタグの説明として,適切なものはどれか。
ア アンテナから電力が供給される。
イ 可視光でデータ通信する。
ウ 静電容量の変化を捉えて位置を検出する。
エ 赤外線でデータ通信する。
正解は、アです。

最大の課題は、単価が高いこと。(タグの単価は1つ5円程度まで下がっているが、バーコードはプリンタでの印刷が可能であるため、タダに近い。また、リーダも安くなっているが1万~10万程度)
http://www.microsoft.com/japan/business/rfid/about/default.mspx

■メリットや活用事例
・製品の追跡管理が可能
・複数の同時読み取り(これにより、スーパのレジで全商品を一斉に計算できる。流通において、商品の一斉検品) ・・・噂では1秒間で数万件の読み取りが可能らしい。
・自動改札でも使われている。・・・ICOCAPiTaPaで利用されている。
レンタルビデオにおける盗難防止に使われている?
・回転寿司での料金計算?

バーコードとの違いは?
バーコードとの比較をされることが多い。
項目バーコードRFID
コスト安い高い
読み取り見えていないと
読み取れない
隠れていても
読み取れる。
書き込み×
複数同時読み取り×