ベンチマークとは、性能管理における「基準点」のことである。
なぜベンチマークが必要かというと、ハード的な仕様だけでは、そのスペックの優劣がわからないからである。たとえば、A社のチップとB社のチップの仕様上のスペックは同じだが、実際の速度はどうなのか?
午前問題に関連する問題があるので、それを参考に解説する。
[午前] 平成17年度 問8
客観的な性能評価を行う目的で設定された指標又はベンチマークのうち、端末、ネットワーク、ソフトウェアなども含んだ、システム全体としての性能を評価するものはどれか。
ア Dhrystone/MIPS
イ Lipack
ウ SPECint/SPECfp
エ TPC-C
正解はエです。
①Dhrystone(ドライストーン) 整数演算のベンチマークの一つ
②Linpak(リンパック)
浮動小数点演算のベンチマーク
③SPECint/SPECfp
以下を参照ください。
http://sm.seeeko.com/archives/53568450.html
④TPC
TはTransactionを意味し、プロセッサというよりはトランザクション(業務に近い)
の性能のベンチマークを提供する。
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