スラッシングに関して過去問(H27春AP午前 問16)では、「仮想記憶方式では,割り当てられる実記憶の容量が小さいとページアウト,ページインが頻発し,スループットが急速に低下することがある。このような現象」と述べています。
スラッシング対策の最も分かりやすい方法は、メインメモリを追加購入して増やすことです。それ以外には、プログラムの多重度を下げることがあります。

■過去問(H18春SM午前 問26)
問26 システム運用部門がCPU利用率,ページフォールト頻度などを測定したところ,スラッシングの発生が多くなっていることが分かった。処理能力を改善するために運用部門だけでできる当面の対応処置として,適切なものはどれか。
ア 磁気ディスクの作業域(ワークエリア)の割当てを変更する。
イ ジョブの多重度を下げて,メモリの使用を抑制する。
ウ ページ置換方式を変更する。
エ 補助記憶装置を増設して,作業域を再配置する。

正解は、イ。

■H25春FE午前
問19 主記憶の管理方式とマルチプログラミングでのプログラムの多重度の組合せで,スラッシングが発生しやすいのはどれか。
a
⇒正解は、ア

基本情報技術者 平成15年 午前 問30
スラッシングが発生しているときの状態

・アプリケーションのCPU使用率:低い
・主記憶と補助記憶の間のページ転送量:多い