パレート図は、横軸方向に大きさの順に棒グラフとして並べ、加えて、累積値を折れ線グラフで描くものです。例えば、納期遅延の要因分析としてパレート図を使った場合、多くの場合、発生した問題の80 %以上が少数の原因で占められていることがよくあります。これによって、重点的に対処すべき問題点を整理することができます。
パレート図について、過去問では、「データを幾つかの項目に分類し、横軸方向に大きさの順に棒グラフとして並べ、累積値を折れ線グラフで描き、問題点を整理する(H17FE春午前-問75 不正解選択肢)」と述べられている。
ABC分析とあわせて利用される。
パレート図
名前の由来は、パレートというイタリアの経済学者が80対20の法則を発見したことによる。

←はH27秋FE午後問7にあった図
317c39f8.jpg
折れ線グラフはなぜ必要ですか?
ABC分析に活用するためです。「80対20の法則」的なもので、上位2割のものが全体の8割を占める。ABC分析も上位2~3位の項目が全体の7~8割を占めるので、それをグループA、~9割くらいをグループB、残りをグループCとする。
例えばコンビニなどの売れ筋はドリンク、弁当、雑誌が上位3つである。これらがグループAになる。
aaf219a6.jpg


グループ分けしてどうするの?
例えば在庫管理手法が変わってくる。グループAは定期発注、グループBは定量発注するなど。
問53 プロジェクトで発生している品質問 題を解決するために,図を作成して原因 の傾向を分析したところ,発生した問題の80 %以上が少数の原因で占められているこ とが判明した。作成した図はどれか。
ア 管理図
イ 散布図
ウ 特性要因図
エ パレート図
【正解】エ

■H26春AP午前
問76 パレート図が有効に活用できる事例はどれか。
ア 新製品の発表会に際し,会場の準備や関係者への連絡などに落ち度がないような計画を立てる。
イ 建物の設計・施工に際し,幾つかの作業をどのような手順で進めれば最短時間で完成するかを調査する。
ウ 品質改善策の立案に際し,原因別の不良発生件数を分析し,優先取組みテーマを選択する。
エ ライフサイクルが短い商品の販売計画策定に際し,競合他社の出方を想定して,幾つかの代替策を準備する。
【正解】ウ

■H25春AP午前
問53 プロジェクトで発生している品質問題を解決するために,図を作成して原因の傾向を分析したところ,発生した問題の80%以上が少数の原因で占められていることが判明した。作成した図はどれか。
ア 管理図    イ 散布図      ウ 特性要因図  エ パレート図
【正解】エ

■H23春AP午前
問53 パレート図の用途として,適切なものはどれか。
ア 工程の状態や品質を時系列に表した図であり,工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために用いる。
イ 項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。
ウ 二つの特性を横軸と縦軸にとり測定値を打点した図であり,それらの相関を判断するために用いる。
エ 矢印付き大枝の先端に特性を,中枝,小枝に要因を表した図であり,どれがどれに影響しているかを分析するために用いる。
【正解】イ