1.処理形態
集中処理,分散処理,並列処理などがあります。

(1)集中処理と分散処理
 システムを1カ所集中で管理するのか、分散して管理するかの違いです。それぞれのメリットデメリットを簡単に押さえておきましょう。
たとえば、ファイルサーバを、本社やデータセンターの1カ所に集中させるか、各拠点ごとに分散させるかを考えてみます。
ア)集中処理のメリット
・一元管理がしやすい。(利用者の管理、バックアップなどの運用、保守作業など)
・高品質のシステムが作れる(場合がある)。バラバラに開発するのではなく、予算や人員を結集して作るため。

イ)分散処理のメリット
・コストが抑えられる。集中処理だと、開発費も高くなるし、高性能のものを準備せざるを得ない。
・単一障害点にならない

(2)分散処理と並列処理
並列処理は、たとえば複数のCPUで処理するマルチプロセッサがあります。
分散処理と並列処理は別物ですが、分散したシステムで並列に処理することも可能です。複数のコンピュータを並べて並列に処理するグリッドコンピューティングが、その代表例でしょう。

2.システム構成
代表的なシステム構成を理解しておきましょう。
(1)デュアルシステムとデュプレックスシステム
http://sm.seeeko.com/archives/53642998.html

(2)クライアントサーバシステム
3層クライアントサーバシステムを理解しましょう。
http://sm.seeeko.com/archives/65910252.html

(3)シンクライアント
http://sc.seeeko.com/archives/3844511.html

(4)RAID
RAIDに関しては、以下を参照ください。
http://nw.seeeko.com/archives/50536846.html