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通帳に印鑑(副印鑑という)が貼られなくなったのはなぜ?
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かつては、通帳には、登録印が押されていました。私は当時、郵便局と銀行の2つの通帳を持っていたのですが、銀行には印鑑が押されておらず、郵便局では押されていました。住所変更などの手続きをするには印鑑が必要なのですが、自分の印鑑がどれか分からなくて困った経験があります。

それが、郵便局(現ゆうちょ銀行)でも、2013年6月3日(月)から、通帳への副印鑑貼付が廃止されました。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/news/2013/news_id000931.html
その理由として、以下が記載されています。

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しかし通帳を紛失したり、盗難にあわれた場合に、副印鑑によりお届け印が偽造される可能性を踏まえ、お客さまの大切な財産をお守りするために、この度、副印鑑を廃止することといたしました。
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これには違う背景もあります。
現在では、書類押した印鑑が本物かはコンピュータで判断します。しかし、これまでは、窓口の人が、通帳に貼られた印鑑と、実際の印鑑を目で照合していました。ですから、偽造印鑑などによる不正が行われたのです。全国には莫大な数の郵便局がありますから、コンピュータで判断するシステムを導入するのに、時間がかかったようです。

さて、脆弱性とは何でしょう。
他の試験の過去問では、脆弱性に関して、「情報資産に内在して、リスクを顕在化させる弱点(H22AP春AM問41) 」と述べられています。
詳しくは以下を参照ください。
http://sc.seeeko.com/archives/4877729.html