1.補助記憶装置

応用情報技術者試験シラバスでは、補助記憶装置に関して、以下の記載があります。

(3)補助記憶装置
代表的な補助記憶装置や記憶媒体の種類,特徴,仕組み,用途,装置の諸元に基づく記憶容量や,平均アクセス時間の計算方法を理解する。

用語例 ハードディスク装置,SSD(ソリッドステートドライブ),SD/SDHC/SDXC カード,CD-R/RW ドライブ,ブルーレイドライブ,DVD-R/RW ドライブ,磁気テープ装置,トラック,シリンダ,ブロック化因数,IBG(Interblock Gap:ブロック間隔),セクタ,トラック密度,スピンドル,アクセスアーム,磁気ヘッド,固定ディスクデフラグメンテーション,シークタイム,サーチタイム,データ転送時間,データ転送速度,ボリューム,ボリュームラベル,見出しラベル,後書きラベル,ディスクアレイ,RAID

応用情報技術者試験を勉強する成子 

ハードディスク装置というのは、外付けハードディスクのことですか?

いえ、PCに内蔵のハードディスクが補助記憶装置の代表です。主記憶装置(メインメモリ)以外の記憶装置が補助記憶装置と考えてもいいでしょう。(まあ、キャッシュメモリなどもありますが・・・)
また、外部記憶媒体としての外付けのHDDやUSBメモリも補助記憶装置の一つです。

2.補助記憶装置の過去問を解いてみよう

(1)H24春IP

問63 PCの補助記憶装置であるハードディスク装置の説明として,適切なものはどれか。
ア CD-ROM装置に比べて読み書きの速度は遅い。
イ 主記憶装置としても利用される。
ウ データの保持に電力供給が必要である。
エ ランダムアクセスが可能である。






【正解】エ
ウと迷ったかもしれませんが、「データの保持に」という点がポイントです。メインメモリと違って電源を切ってもデータは消えませんので、ウは不正解です。

(2)H28春IP

問72 機械的な可動部分が無く,電力消費も少ないという特徴をもつ補助記憶装置はどれか。
ア CD-RWドライブ
ウ HDD
イ DVDドライブ
エ SSD






【正解】エ

(3)H27秋FE午前

問16 システム全体のスループットを高めるために,主記憶装置と低速の出力装置とのデータ転送を,高速の補助記憶装置を介して行う方式はどれか。
ア スプーリング
イ スワツピング
ウ ブロッキング
エ ページング






【正解】ア

⇒スプーリング

(4)H25春IP

問70 コンピュータの補助記憶装置であるDVD装置の説明として,適切なものはどれか。
ア 記録方式の性質上, CD-ROMを読むことはできない。
イ 小型化することが難しく,ノート型PCには搭載できない。
ウ データの読出しにはレーザ光を,書込みには磁気を用いる。
エ 読取り専用のもの,繰返し書き込むことができるものなど,複数のタイプのメディアを利用できる。






【正解】エ