では、クリティカルパスの記事(http://sm.seeeko.com/archives/65913214.html)の解説に基づき、過去問を解いてみましょう。
ア:不正解。作業Cを始めるには、A(5日)およびB(10日)が終わっている必要があります。よって、最も早く開始できる最早開始日は10日目です。
イ:クリティカルパスは、結合点に、最早開始日を記載していきます。
すると、この作業には60日かかることが分かります。

いくつもの工程の中で、60日かかる流れは、B⇒C⇒G⇒Hであり、これがクリティカルパスです。Dは通りません。
ウ:作業Eは、ダミー工程を経由してHを実施するのですが、Hの最早開始日が50日です。Eの作業は10日かかりますから、50-10で、最遅開始日は40日です。最早開始日が10日ですから、40-10=30日の余裕があります。
エ:Fはダミー工程を経由してHを実施するのですが、Hの最早開始日が50日です。ですから、Fの作業が10日かかることから、最遅開始日は40日です。
正解は、ウです。
問52 図のアローダイアグラムから読み取ったことのうち,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日は0日目とする。![]() ア 作業Cを最も早く開始できるのは5日目である。 イ 作業Dはクリティカルパス上の作業である。 ウ 作業Eの余裕日数は30日である。 エ 作業Fを最も遅く開始できるのは10日目である。 |
イ:クリティカルパスは、結合点に、最早開始日を記載していきます。
すると、この作業には60日かかることが分かります。

いくつもの工程の中で、60日かかる流れは、B⇒C⇒G⇒Hであり、これがクリティカルパスです。Dは通りません。
ウ:作業Eは、ダミー工程を経由してHを実施するのですが、Hの最早開始日が50日です。Eの作業は10日かかりますから、50-10で、最遅開始日は40日です。最早開始日が10日ですから、40-10=30日の余裕があります。
エ:Fはダミー工程を経由してHを実施するのですが、Hの最早開始日が50日です。ですから、Fの作業が10日かかることから、最遅開始日は40日です。
正解は、ウです。
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