過去問(H22春AP午後問1)には、具体的な財務諸表である貸借対照表と損益計算書があります。
実際に見てみましょう。

損益計算書
損益計算書は、「ー会計期間における経営成績を表示したもの(H21春IP問16より)」です。
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売上高から売上原価を引いたものが売上総利益です。
そこから、販売費および一般管理費を引くと営業利益です。
さらに、営業外収益、営業外費用をプラスマイナスしたものは、経常利益です。営業外費用の代表は支払い利息です。その他、株の売却によるプラスマイナスなど、本来の営業活動以外による収益・費用です。

この中で、特に営業利益がどうやって求められるかを理解しましょう。比較として、売上総利益や経常利益をみておくといいですが、こちらはあまり試験で問われません。

貸借対照表
貸借対照表は、「企業の一定時点における財務状態を表示したもの(H21春IP問16より)」です。
こちらはAPの試験ではそれほど重要ではありません。
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過去問(H22春AP午前問78)を見てみましょう。
問78 期末の決算において,表の損益計算資料が得られた。当期の営業利益は何百万円か。
180405_H22春AP問78
ア 270  イ 300 ウ 310  エ 500





売上高から売上原価を引いたものが売上総利益です。
そこから、販売費および一般管理費を引くと営業利益です。
よって、1500-1000-200=300
参考ですが、営業外収益、営業外費用をプラスマイナスしたものは、経常利益です。

【正解】イ