■H28春問15、■H25秋問14
 分散処理システムに関する記述のうち,アクセス透過性を説明したものはどれか。
ア 遠隔地にある資源を,遠隔地での処理方式を知らなくても,手元にある資源と同じ操作で利用できる。
イ システムの運用と管理をそれぞれの組織で個別に行うことによって,その組織の実態に合ったサービスを提供することができる。
ウ 集中して処理せずに,データの発生場所やサービスの要求場所で処理することによって,通イ言コストを削減できる。
エ 対等な関係のコンピュータが複数あるので,一部が故障しても他のコンピュータによる処理が可能となり,システム全体の信頼性を向上させることができる。
【正解】ア

■H28春DB午前2
問18 分散データベースシステムの目標の一つである“移動に対する透過性”の説明として,適切なものはどれか。
ア 運用の都合や性能向上の目的で表の格納サイトが変更されても,利用者にこの変更を意識させないで利用可能にする機能のことである。
イ データベースが通信網を介して物理的に分散配置されていても,利用者にこの分散状況を意識させないで利用可能にする機能のことである。
ウ 一つの表が複数のサイトに重複して格納されていても,利用者にこれを意識させないで利用可能にする機能のことである。
エ 一つの表が複数のサイトに分割して格納されていても,利用者にこれを意識させないで利用可能にする機能のことである。
【正解】ア

■H28秋SA午前Ⅱ
問19 分散処理システムにおける障害透明性(透過性)の説明として,適切なものはどれか。
ア 管理者が,システム全体の状況を常に把握でき,システムを構成する個々のコンピュータで起きた障害をリアルタイムに知ることができること
イ 個々のコンピュータでの障害がシステム全体に影響を及ぼすことを防ぐために,データを1か所に集中して管理すること
ウ どのコンピュータで障害が起きてもすぐ対処できるように,均一なシステムとなっていること
エ 利用者が,個々のコンピュータに障害が起きていることを認識することなく,システムを利用できること
【正解】エ

■H25秋SC午前Ⅱ
問21 分散データベースシステムにおける“分割に対する透過性”を説明したものはどれか。
ア データの格納サイトが変更されても,利用者のアプリケーションや操作法に影響
 がないこと
イ 同一のデータが複数のサイトに格納されていても,利用者はそれを意識せずに利
 用できること
ウ 一つの表が複数のサイトに分割されて格納されていても,利用者はそれを意識せ
 ずに利用できること
エ 利用者がデータベースの位置を意識せずに利用できること
【正解】ウ

■H23春DB午前2
問20 分散データベースにおける“複製に対する透過性"の説明として,適切なものはどれか。
ア それぞれのサーバのDBMSが異種であっても,プログラムはDBMSの相違を意識する必要がない。
イ 一つの表が複数のサーバに分割されて配置されていても,プログラムは分割された配置を意識する必要がない。
ウ 表が別のサーバに移動されても,プログラムは表が配置されたサーバを意識する必要がない。
エ 複数のサーバに一つの表が重複して存在しても,プログラムは表の重複を意識する必要がない。
【正解】エ

■H16春SW午前
問33 分散処理システムを構築する際のネットワーク透過性に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア OSやアプリケーションの構成に影響を与えることなくシステムの規模を変更できることを,規模透過性という。
イ システムの信頼性や性能の向上のためにファイルの複製物をもつことを,性能透過性という。
ウ ネットワークに接続されている異なる種類の資源に対して,同一方法でアクセスできることを,並行透過性という。
エ ネットワークに接続されている資源に対して,その存在位置を意識することなくアクセスできることを,アクセス透過性という。
【正解】ア